サタスペ初体験

日曜午後はサタスペの卓に強制召喚されて初プレイ。(ゲームの概要についてご存知ない方は、キーワード解説を参照願います)
ひととおりルールを説明してもらった後、あまり時間かけるのも何だからと完全ランダムでキャラを作成。年齢決定ダイスを振ったところ「プレイヤーの実年齢の2倍……60過ぎの爺さんかよ!」と、現実に引き戻される一幕が。現役なら40歳前後のオッサンで済むんですけどねー。
ともあれ、犯罪3・生活3・教養4・他オール1で趣味に家庭菜園を営む裏方系非戦闘員キャラとしてプレイ開始。国籍は中国で、蓋を開けたらプレイヤー6人中3人という華僑率の高いチームになってました。
「相手に食わせて倒せば勝ち」という過激な料理勝負に出品するため、3種のレア食材を探し回る……というのが今回の依頼。結果的に入手したのはエルビスのドーナツ(※元ネタ不明。どなたか解説お願いしますー)、20年モノの冷凍おでん、そしてマイキャラの家庭菜園で採れた殺人トマト
ブツを実際に確保しに行くシーンは特に問題なかったんですが、むしろそれ以前の情報収集パートが阿鼻叫喚でした。ハプニング続出でPCの過半数が行動不能って……(苦笑)。

で、システムの感想。「ファンブルはあるけどクリティカルは無い」「やたらと表任せ、運任せ」といった風に、PLの思い通りにならない不条理さやアクシデントを楽しむゲームとして良く出来てるなあ……と感じました。ディレクトリ制の情報収集ルールは「だいす☆くえすと」みたいなプレイ感覚。
最近の自分たちがアリアンロッドで「いかに自分のイメージをストーリーに盛り込んで希望どおりの方向へ誘導するか?」に腐心していることもあって、ものすごく好対照なモノを体験できたのは貴重ですね。ただ逆に、サタスペの世界やシステムで「望み通りの物語」を組み上げるのは難しいのかも?
また、セッション後の「スピークイージー」でPCの行動を評価し、その結果に応じて新しいパッケージ(称号および技能・弱点)を獲得……というルールが非常に面白いですね。少なくとも「ダメ人間」を回避するため積極的に発言・行動するという動機になるし、実際の行動でも数値頼りだけではなく「どんな役割のキャラとして動くか」を意識するようになるし。(ただ、今回参加したセッションみたいにPC6人規模の大所帯になると、他のPCに美味しいところを取られたり役目がカブったりして霞んでしまう恐れもありますが。サタスペも4人前後が適正なのかなあ?) 時には本人の意識と周りの評価がズレることもあって、必ずしも希望どおりのパッケージが得られるとは限らない……というのもまたユニークです。
で。自分のキャラは「裏職人」と「情報屋」が同率になったので「裏職人」をゲットしたわけですが……気になったのは「キジルシ」1票。入れたの誰だー!?(笑) おでん強奪の時に流通管理の杜撰さを指摘するつもりで「こんにちは、プロ市民です」なんて挨拶したのがマズかったんでしょうか? ともあれ、周りへ存在感をアピールすることは出来てたんだとポジティブに解釈しておきます。前項のアリアンで書いたように、久々のオフセで地蔵になっちゃいそうな不安はあったので。