「ヴァンパイア・ザ・マスカレード」オンセ「聖なる断片#2」の話。(2)

・更新情報:ルーファス(氏族:ブルハー、PL:元宵)のキャラシーにエピローグが追加されました。

さて「聖なる断片」後編、一プレイヤーとしての感想を。

ログの中でバラモスも言及してますが、話の真相が明確になる前後で全く違うノリになったセッションでした。

開始前のコンセプトが「PC全員死亡シナリオをやろう」ということだったので、プレイヤーは皆死ぬ気満々。いかに美しく価値ある死を演出するか?というテーマに基づいてキャラを作り、最期の瞬間に備えて序盤から伏線を張りまくっていました。ただ、実際のシナリオは終盤になるまで「どういう状況で死ぬことになるのか」が見えにくいまま進んでいき、謎解き関連で足踏みする局面も多々あったので、PLもST(=ストーリーテラーGM)も苦戦していたように思えます。
しかし、真相が明らかになってからは怒涛の展開。特にルーファスは、どう見ても勝ち目がなさそうだったVS家令戦を圧倒的な演出力で覆し、侍女のエステルを守りきった上に勝利をもぎ取ってしまいました。クラレも当初のイメージどおり炎に包まれて満足しながら死んでいったし、シャルロッテもヘタレっぽく捨て石になれたし(笑)。

自分の演じたロッテは、ツンデレキャラとしてはそれなりに上手くいったものの……、後から振り返ってみれば「何がきっかけで”デレ”に変化したんだろう?」という謎が。(苦笑)

シナリオの流れは無関係というか、「セッション日が改まった途端にモードが切り替わった」としか言いようのない変わりっぷりですね。一応、クラレの狂乱をきっかけにして態度が軟化したような感じ?
あと、クラレの訓えによって戦闘中に感情が暴発した時も微妙でしたね。設定語りが自己完結してるし、(ルーファスと被るのを避けたとはいえ)「冷静沈着」になったのはドラマ的に妥当だったのか?という疑問もあるし。
ともあれ、普段できない実験的なコトも色々できて面白かったです。また機会があればVtMや他のシステムもやってみたいですね♪